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詩人の工藤直子さんがかっこいい [本]

静岡市立図書館での「子どもの本を学ぶ講座」が熱い[揺れるハート]

http://www.toshokan.city.shizuoka.jp/?action=common_download_main&upload_id=1259

10月6日の講師は詩人の工藤直子さんだったのだが、100名超の受講者を笑わせ、泣かせ、詩の世界に心解き放ってくださった。
おかげで場内は熱気にあふれ、文字通り暑かった。

この講座を受講し始めて2年め。
静岡市の広報で見つけたのだが、受講して毎回ますます本が好きになる。
私は東京でもずいぶん、いい講演を聴く機会に恵まれたが、これほどのシリーズもなかなかないと思う。

さて、工藤直子さんは「著作権フリー」「詩は好きになったらその人のもの」「使いたおして、あそんでくれていい」と断言してくださったので、ちょっと書かせていただくことにしました。

来月の初めには80歳になられるという工藤さん、「立って、うろうろ歩きながら話します」と2時間の講演をそれで通された。
真っ白いショートカットが「ボーイッシュ」な感じ。
目上の方にあまり使わない表現だけれど。
しゃきしゃきされているし、可愛らしくもある。

お生まれは台湾で、引き揚げてからもあちこち移り住まれたそうな。
1歳でお母様を亡くされ、「母親の気配がわからない」。
体育会系で、幼いころは背が高かったが、いつからか小柄なほうに。
博報堂の女性コピーライターのはしりで、ちょうど女性の時代が到来。
大いに影響を受けた愛するお父様を26歳のときに亡くされた。
3年で会社を辞め、書き留めた思いを詩集にして自費出版。
…ということで、ちゃんと聞き取れてましたか私?

『のはらうた』の中でも人気No.1の『おれはかまきり』を暗唱してくださった。
それも、いろんなバージョンで。
かまきりりゅうぞうは何歳だと思う?ときくと、千差万別の答えが返ってくるらしい。
小学生は自分と同じ6歳だとか7歳だとか答えるというから驚いた。
「100歳!」とか「0歳!」というのもお約束。
ウチナーンチュだったら? 大阪人だったら? 歌舞伎風だったら?
ほんとに自由。楽しくなってきちゃう。

ちなみに私のイメージでは、映画『新宿スワン』の綾野剛くん。
かなりシャープでかっこいいと思ったんだけど。
こんな発想でも許されますか???

『のはらうた』は文庫本をハードカバーにしたくらいの、手帳くらいのサイズ。
ころんとして何とも愛おしいフォルム。
いま図書館から借りているけれど、本当は入手したい。
電子書籍もものによってはいいけれど、こういうのは「フィジカル」というのか、紙の本で持っておきたいな。

http://www.ehonnavi.net/ehon/8772/%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%82%89%E3%81%86%E3%81%9F1/

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