「会計年度任用職員」でモヤッてる
このページは趣味のブログなので、楽しいことだけ書きたいのですが。
どうにもモヤモヤして先に進めないので、今回は仕事のことを書きます。
「会計年度任用職員」とは、非正規の公務員のこと。
時給で働いて、1年更新で、3年経ったらハローワークの応募からやり直し。
やり直して私はこの度、不採用。
なのでこんなブログを書いてます笑
では、任用期間中に気になったことを箇条書きにしてみます。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
【最初に採用されたときの面接】
・「(私の履歴書を見ながら)いままで”民間”にお勤めでしたが、公的な仕事で大丈夫ですか?」
→そんなに違うんかい? まあ、うちって公務員家系でしたけど。
・「副業は考えていますか?」
→年度末までの契約ですよね? ”契約更新の可能性:なし”って求人に書いてありますけど? 契約切れたら、副業じゃなくて本業探さなくちゃなんですけど?
【就業してみたら】
・仕事が……ない!
→”民間”なら1人分の業務を2人で分け合う。「ワーク・シェアリング」???
→確かにときどき忙しいこともあるけど。これが私の担当、っていう仕事がない。
・提案してみた
→以前の職場で教わったことを思い出してレポート用紙に手書き(つまりメモ程度だけど)、ある提案してみたが、スルーされた。
・積極的に調べ物をしてみた
→長時間席に座り、個人で没頭していてはいけないらしい。一応、仕事をくれた人の了解をとって始めたのだが。
→途中で取り上げられ、誰でもできる仕事に差し替えられた。
【1回目の契約更新】
・コピーをとっていたら、上司がつかつかと寄ってきて「どうですか?(=継続する気はありますか?)」と聞かれた
→はい、ありがとうございますとお受けしたが、えらいカジュアルやな。
→”契約更新の可能性:なし”って求人に書いてありましたけど?
→事前に相方からも「年度末で終わりってことはないと思うよ」といわれていた。なんでわかるの?
→年度が変わって任用書を受け取ったら、勤務時間の記述が間違えていた。
【2回目の契約更新】
・上司の席のあたりで訊かれた、かな?
→はい、ぜひお願いしますと答えたが、「(この部署が)変わるかもしれない」といわれた。あまりいい顔はされなかった。
【3回目の打診?】
・遠~くの会議室に呼び出され、「一般公募になるので更新はないかもしれない。この部署も変わるし」的なことをいわれた
→でも、応募はさせていただけるんですよね?と訊いたら、一応イエス。
・「(これこれの時期に)ハローワークに求人を出します」と上司から
→求人の出た初日にハローワークに行き、紹介状をもらい、応募。
→同時に他部署にも応募、すぐに電話がかかってきて、面接か?と思ったら不採用。
【面接】
・応募して半月ほど経ってから、面接の連絡が内線できた
→さらに1週間ほど先の予定だった。上司ではなく管理部門的なところからきた。
→面接の日時が業務時間中だが、上司に確認したら、休暇は取らなくてよいとのこと。
・面接当日、部署のトップとナンバー2はめったに行かない出張だった
→後から知った。ご丁寧にお土産までもらった。
・面接当日、「次年度の健康診断のお知らせ」を渡された
・面接当日、指定された時間より30分前に、「前の人が早く終わったので、今から来られないか?」と急遽変更された
・面接官の1人は、日常の業務指示を直接受けたりしている上司だった
・面接時、「結果は、採用なら口頭、不採用なら郵便で伝えます」といわれていたが、数日後、口頭で不採用を告げられた
→「更新はないかも」といわれてから1ヶ月以上経っていた。
【休暇】
・最初に採用された1日目から与えられた
→そんなに積極的に使わなかった。
→使わなすぎるのも疎まれるようだと気づいて、少しずつ休んだ。
→「相方と休暇がかぶっても全然かまわない」と上司からいわれた。
→むしろ相方の判断で、かぶらないように調整していた。
・契約更新後、追加された
・夏季休暇も与えられた
→お盆に強制的に休まされた日があった。その後、夏季休暇が取得できる期間が延長された。とっておきたかった。
・不採用決定後になかなか休暇がとれなかった
→年度末になって大量に仕事を渡され、就活に専念できなかった。
→「相方と調整したか?」と上司からいわれた。
→結局10日ほど未消化になった。
【住所】
・今回の面接時に「次年度も自宅住所は変わらないか?」と訊かれた
→変わらないと答えた。
・不採用が決まってから、「源泉徴収票を送るので住所を確認したい」と、何も知らない(?)若い職員さんを通して訊かれた
→面接で答えたやん!と思ったけど、とにかく変わらないと答えた
【現在】
・退職から2週間経っても、源泉徴収票どころか、離職票も最後の給与明細書も届いていない!!
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
”天然”なのか、わざとなのか。
多分、ザ・お役所仕事なだけなんだろうけど。
あるいは今回不採用にした人が多すぎて仕事が追い付かないのか。
不採用は仕方ないとしても、その後の生活もあるんですよ。
もう少し長いスパンで人の都合ってものを考えられないかな?
想像するに、職員さん(つまり非正規じゃない人)の人事も年度末おしつまってから、上から一方的に降ってくるので、非正規にも突然命令していいと思ってる?
でも職員さんは「異動」であって失業はしないでしょう?
非正規はもともと生活が自転車操業だから、契約を切られたらいくらも持ちこたえられないんですよ。
業務内容も含めて、結局何を要求されているのかわからなくて、「職業」とも言い難かった。
私よりソツなくこなしているように見えた同僚でも契約終了になった人はいた。
一方、業務時間中に居眠りしたり、私用電話をかけたりしていても、契約更新された人もいる。
「上」が変わったら方針が変わるらしいという噂も。
……つまり、雇われる側としては努力のしようがない。
ま、こんなこともあろうかと、職場で学べるところは学んでおいた。業務に直接関係ないところも。
割合としては少なかったけど、やってみたかった仕事や得難い経験をする機会もあった。
交通費全額、期末手当もいただいて、任用期間中にパソコンとスマホの買い替えができた。
その点は感謝してます。
手元に毎日新聞 2023年2月14日の「オピニオン」欄の切り抜きがある。
「非正規雇用の公務員の待遇が社会問題になっている。」
こういう新聞記事はときどき見かけた。
https://mainichi.jp/articles/20230214/ddm/005/070/006000c
ネット上では有料記事なので冒頭しか読めない。
この記事で印象的だったのは、会計年度任用職員は女性のほうが多いということだ。
こんな不安定な雇用に女性が多いということは、やっぱり「女性は誰かに扶養されている」という前提なのか。
そういえば、うちの地元は仕事における男女格差で日本一!らしい。
うちの地元にはだいぶがっかりしている。
それも仕方ないとしても、何かもう少し納得のいく行政をしてもらえないかなあ。
どうにもモヤモヤして先に進めないので、今回は仕事のことを書きます。
「会計年度任用職員」とは、非正規の公務員のこと。
時給で働いて、1年更新で、3年経ったらハローワークの応募からやり直し。
やり直して私はこの度、不採用。
なのでこんなブログを書いてます笑
では、任用期間中に気になったことを箇条書きにしてみます。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
【最初に採用されたときの面接】
・「(私の履歴書を見ながら)いままで”民間”にお勤めでしたが、公的な仕事で大丈夫ですか?」
→そんなに違うんかい? まあ、うちって公務員家系でしたけど。
・「副業は考えていますか?」
→年度末までの契約ですよね? ”契約更新の可能性:なし”って求人に書いてありますけど? 契約切れたら、副業じゃなくて本業探さなくちゃなんですけど?
【就業してみたら】
・仕事が……ない!
→”民間”なら1人分の業務を2人で分け合う。「ワーク・シェアリング」???
→確かにときどき忙しいこともあるけど。これが私の担当、っていう仕事がない。
・提案してみた
→以前の職場で教わったことを思い出してレポート用紙に手書き(つまりメモ程度だけど)、ある提案してみたが、スルーされた。
・積極的に調べ物をしてみた
→長時間席に座り、個人で没頭していてはいけないらしい。一応、仕事をくれた人の了解をとって始めたのだが。
→途中で取り上げられ、誰でもできる仕事に差し替えられた。
【1回目の契約更新】
・コピーをとっていたら、上司がつかつかと寄ってきて「どうですか?(=継続する気はありますか?)」と聞かれた
→はい、ありがとうございますとお受けしたが、えらいカジュアルやな。
→”契約更新の可能性:なし”って求人に書いてありましたけど?
→事前に相方からも「年度末で終わりってことはないと思うよ」といわれていた。なんでわかるの?
→年度が変わって任用書を受け取ったら、勤務時間の記述が間違えていた。
【2回目の契約更新】
・上司の席のあたりで訊かれた、かな?
→はい、ぜひお願いしますと答えたが、「(この部署が)変わるかもしれない」といわれた。あまりいい顔はされなかった。
【3回目の打診?】
・遠~くの会議室に呼び出され、「一般公募になるので更新はないかもしれない。この部署も変わるし」的なことをいわれた
→でも、応募はさせていただけるんですよね?と訊いたら、一応イエス。
・「(これこれの時期に)ハローワークに求人を出します」と上司から
→求人の出た初日にハローワークに行き、紹介状をもらい、応募。
→同時に他部署にも応募、すぐに電話がかかってきて、面接か?と思ったら不採用。
【面接】
・応募して半月ほど経ってから、面接の連絡が内線できた
→さらに1週間ほど先の予定だった。上司ではなく管理部門的なところからきた。
→面接の日時が業務時間中だが、上司に確認したら、休暇は取らなくてよいとのこと。
・面接当日、部署のトップとナンバー2はめったに行かない出張だった
→後から知った。ご丁寧にお土産までもらった。
・面接当日、「次年度の健康診断のお知らせ」を渡された
・面接当日、指定された時間より30分前に、「前の人が早く終わったので、今から来られないか?」と急遽変更された
・面接官の1人は、日常の業務指示を直接受けたりしている上司だった
・面接時、「結果は、採用なら口頭、不採用なら郵便で伝えます」といわれていたが、数日後、口頭で不採用を告げられた
→「更新はないかも」といわれてから1ヶ月以上経っていた。
【休暇】
・最初に採用された1日目から与えられた
→そんなに積極的に使わなかった。
→使わなすぎるのも疎まれるようだと気づいて、少しずつ休んだ。
→「相方と休暇がかぶっても全然かまわない」と上司からいわれた。
→むしろ相方の判断で、かぶらないように調整していた。
・契約更新後、追加された
・夏季休暇も与えられた
→お盆に強制的に休まされた日があった。その後、夏季休暇が取得できる期間が延長された。とっておきたかった。
・不採用決定後になかなか休暇がとれなかった
→年度末になって大量に仕事を渡され、就活に専念できなかった。
→「相方と調整したか?」と上司からいわれた。
→結局10日ほど未消化になった。
【住所】
・今回の面接時に「次年度も自宅住所は変わらないか?」と訊かれた
→変わらないと答えた。
・不採用が決まってから、「源泉徴収票を送るので住所を確認したい」と、何も知らない(?)若い職員さんを通して訊かれた
→面接で答えたやん!と思ったけど、とにかく変わらないと答えた
【現在】
・退職から2週間経っても、源泉徴収票どころか、離職票も最後の給与明細書も届いていない!!
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
”天然”なのか、わざとなのか。
多分、ザ・お役所仕事なだけなんだろうけど。
あるいは今回不採用にした人が多すぎて仕事が追い付かないのか。
不採用は仕方ないとしても、その後の生活もあるんですよ。
もう少し長いスパンで人の都合ってものを考えられないかな?
想像するに、職員さん(つまり非正規じゃない人)の人事も年度末おしつまってから、上から一方的に降ってくるので、非正規にも突然命令していいと思ってる?
でも職員さんは「異動」であって失業はしないでしょう?
非正規はもともと生活が自転車操業だから、契約を切られたらいくらも持ちこたえられないんですよ。
業務内容も含めて、結局何を要求されているのかわからなくて、「職業」とも言い難かった。
私よりソツなくこなしているように見えた同僚でも契約終了になった人はいた。
一方、業務時間中に居眠りしたり、私用電話をかけたりしていても、契約更新された人もいる。
「上」が変わったら方針が変わるらしいという噂も。
……つまり、雇われる側としては努力のしようがない。
ま、こんなこともあろうかと、職場で学べるところは学んでおいた。業務に直接関係ないところも。
割合としては少なかったけど、やってみたかった仕事や得難い経験をする機会もあった。
交通費全額、期末手当もいただいて、任用期間中にパソコンとスマホの買い替えができた。
その点は感謝してます。
手元に毎日新聞 2023年2月14日の「オピニオン」欄の切り抜きがある。
「非正規雇用の公務員の待遇が社会問題になっている。」
こういう新聞記事はときどき見かけた。
https://mainichi.jp/articles/20230214/ddm/005/070/006000c
ネット上では有料記事なので冒頭しか読めない。
この記事で印象的だったのは、会計年度任用職員は女性のほうが多いということだ。
こんな不安定な雇用に女性が多いということは、やっぱり「女性は誰かに扶養されている」という前提なのか。
そういえば、うちの地元は仕事における男女格差で日本一!らしい。
うちの地元にはだいぶがっかりしている。
それも仕方ないとしても、何かもう少し納得のいく行政をしてもらえないかなあ。
非正規公務員やってたんだ。おつかれさまです。公務員というのは意外と忙しい職場だと思うのですが、「自分たちは民間じゃない」という変な驕りがあって、勤めにくいというか戸惑うことばかりだと思います。それがよく感じられるブログでした。
by リス太郎 (2023-04-16 10:34)
アニマルボイスさん、ご訪問ありがとうございます。
うきうき楽しい話題ではなくて、恐縮です(汗)
by Tremont (2023-04-17 13:20)
リス太郎せんせえ、いつもありがとうございます。
貴ブログでご紹介いただき、重ねてありがとうございます。
実は「公務員」になろうと思ったわけではなく。。。
「歴史資料の編纂補助」と書いてあったので、面白そうだなと。
歴女ではないけど、地元のことがわかる仕事いいなと思って。
何しろオトナになってからずっと首都圏にいたので、地元が完全アウェイ。
親しい人もいないので、仕事を通して知っていきたいと思ってました。
「歴史資料」は既に何巻も刊行されてて。
私が手伝ったのは、追加版の近代っていうか、現代。
私の生まれたころって「歴史」なの? 資料が旧仮名遣い! みたいなw
覚えているようないないような時代を公的な文書で見られたのは面白かったです。
そーですね、職員さんは「民間」じゃないです。
その昔勤めていたはずのうちの母もプライド高かったなあ笑
by Tremont (2023-04-17 13:41)
「会計年度任用職員」もピンキリなのかも。
私は忙しくはなかった、全体としては。
キリのいいところまでやって帰ろうと思っても、残業するなと。
残業代はつかないし。
そんな緩~い勤務なので、「雇い止めとかいうなよ」って意味なのか。
ピンキリのピンの方のかた。
専門性の高い業務や、慣れるほどに戦力になる仕事もあるらしい。
でも年度末にならないと継続できるかどうかもわからないらしい。
「会計年度任用職員」って誰得なの?
by Tremont (2023-04-17 14:01)
そんな仕事してたんだ。「会計年度適用職員」という言葉は初めて聞きました。
by リス太郎 (2023-04-18 12:22)
昨日のラジオでも触れてくださっていました。
大竹まこと ゴールデンラジオ! | 文化放送 | 2023/04/18/火 13:00-15:30 https://radiko.jp/share/?sid=QRR&t=20230418133137
番組始まって31分37秒くらいから4分ほどですね。
radikoで聴けるのは放送から1週間の間です。
・非正規地方公務員は増え続けている
・正規と非正規は身分制みたいになっている
・非正規で働いている地方公務員は女性が多い
その前に20分くらいから『東京新聞』の記事「非正規公務員の雇用に不安」も紹介されています。
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E9%9B%91%E3%81%AA%E6%89%B1%E3%81%84-%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BB%E3%81%97%E3%81%84-%E9%9D%9E%E6%AD%A3%E8%A6%8F%E5%85%AC%E5%8B%99%E5%93%A1%E3%81%AE%E9%9B%87%E7%94%A8%E3%81%AB%E4%B8%8D%E5%AE%89-%E5%AE%9F%E6%85%8B%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E3%81%AA%E3%81%97-%E5%8A%B4%E7%B5%84%E3%81%AB%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E4%BE%8B%E3%82%82/ar-AA19YoV8
by Tremont (2023-04-19 16:53)
あ、リス太郎さん、
「適用」じゃなくて「任用」です。
「会計年度任用職員」ね。
2020年4月から始まったそうで、私は一期生(?)にあたるみたい。
年度の途中で、欠員補充のため入れたんですね。
その前の仕事=書店アルバイトは、閉店のため退職になりました。
もうコロナ禍が始まっていたので選り好みしてる場合じゃなかったわ~!
「会計年度任用職員」については、このページがわかりやすいけど、なかなかのボリューム。
https://botti-neet-sikaku.com/archives/1449
期末手当(ボーナス)は確かに支給されましたが、
それを含めてもワーキングプアでしたよ。
週に勤務時間が30時間未満でしたからね。
経費削減のために非正規の人を増やしているのに、お給料はずむわけないでしょ。
by Tremont (2023-04-19 17:27)
離職してから半月以上過ぎたので、さすがに訊いていいかしらと思い、
「離職票というのをお送りいただけませんでしょうか?」
と職場だったところに電話してみました。
電話口の方は離職票が何かご存じなかったようです。
……と思ったら、他の方から助言があったらしく、言い直されました。
いま進めています、みたいなことを。
問題は「雇い止め」だけではないようです。
蕎麦屋の出前、待ってます。
by Tremont (2023-04-19 18:06)