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「武田砂鉄さん@ひばりブックス」のための推し活 [本]

武田砂鉄さんの文章って面白いな!と思ったのはいつからかしら?

連載いったい何本かかえてるの?!とびっくりするほどの売れっ子ライターさんだから。
きっと何年も前から、いろんなところで目にしていたはずだけど。


意識したのは、ここ2年のうちのいつかだと思うな。
2年前に、JR静岡駅前の戸田書店静岡本店が閉店して。
7年間バイトしてた私は書店員を続けられなくなり、他の非正規職に何とか就いて。
逆に意識的に書店に行くようになりました。

特に、掛川市の「走る本屋さん 高久書店」さんと、静岡市の「ひばりブックス」さん。
それぞれの店主さんは、戸田書店グループで店長経験もあり。
街の本屋さんの灯を消すな!とばかりに立ち上がったお2人を応援したくて。
もともと本屋さん好きの私がちょいちょいお邪魔するように。

今回はひばりブックスさんの巻。
「静岡の代官山(笑)」と謳われる、おしゃれエリア「鷹匠(たかじょう)」に登場。

HiBARI BOOKS & COFFEE (正式名称)もおしゃれだよ☆
https://www.instagram.com/hibari_books/


ホームページ↓もあるけど、インスタ↑のほうがまめに更新されてるよね。
https://hibari-books.com/


本は厳選されてるし、ギャラリーが併設されてるし、カフェはシンプルで居心地がいい(^^)
ちょっと構えちゃうお客さんもいるみたいだけど。
おしゃれじゃない客(私)が推しの掲載誌を注文したりしても、もちろんOK!


さて、武田砂鉄さんは、元・河出書房新社の編集者さんでもあり。
いわゆる「暇さえあれば書店を見てまわる」タイプだとどこかで読んだぞ。
だから、ひばりブックスさんでトークイベント開催、と聞いたとき、
ぴったりなゲスト! このお店もきっとお気に召すでしょう! と思いましたね。

今回は『べつに怒ってない』の刊行記念イベントなので、
イベントの申し込みとセットで本を予約。
武田さん責任編集の『開局70周年記念 TBSラジオ公式読本』は既に持ってます。
パーソナリティのインタビュー満載で楽しい1冊。

『紋切型社会』『コンプレックス文化論』『日本の気配』の文庫本を今回購入。
「予習するね~」とひばりブックス店主さんもやや驚き。
イベントまでに読めたのは『紋切型社会』だけでした。
まあ、はしょって読んだらもったいない。
うんうんうなずいたり、それはないなと思ったり、思わず吹き出したりしながら読むのが楽しいから。

図書館では、『SPUR』『群像』などのバックナンバーで武田さんの連載をチェック。
『時代の異端者たち』という本で青木理さんとの対談も読んだよ。

集英社のPR誌『青春と読書』は定期購読しているので、
武田さんの連載「父ではありませんが 第三者として考える」をあらためて読んで。

開催前の1ヶ月、なるべく「武田砂鉄さんしばり」で読書しました。
仕事の後や通勤バスの中のちょっとした時間ね。
こうして期間限定マイテーマを決めて読むの、好きなんだ~!!
コロナ前は静岡でも講演会などがあったから、そういう予習をしてたけど。
今回は本当に久しぶり。


文章が面白い人は話も面白いもので、
TBSラジオ『アシタノカレッジ』武田さん担当の金曜日もいいね!
静岡の我が家ではトランジスタラジオでTBSを受信できないので、
Radikoのエリアフリー/タイムフリーが頼りですよ。

で、よく聴いてみると、「YouTubeでアフタートークをしています」。
アフターっていうか、番組のほとんどがYouTubeでライブ配信されてるじゃないですか!
(曲とCMのところは沈黙)
https://youtu.be/HhMaBJHkK2E


これなら、放送後1週間を過ぎても聴けるし。
過去の放送もたどれるし。
果たして、たどってみるとゲストが毎回毎回豪華すぎて!
平野啓一郎さん、酒井順子さん、ブレイディみかこさん、又吉直樹さん、高橋源一郎さん、若松英輔さん、尾崎世界観さん……
まだまだ全部聴けてないよ!
それこそ、私がひばりブックスさんに2年通って少しずつ少しずつ読んできた作家さんが目白押し。
やっぱりこのお店にふさわしい登壇者だわ!


2022年7月31日。とても暑い開催当日。
単なる観客なのに私は緊張して、家を出る直前までYouTubeを見ていて。
ひばりブックスさんに着くと、奥のカフェにはいい感じにお客さんが集まってる。
いつも通りに棚を見ながらそちらへ向かうと、
文芸書と詩集の棚を見ている、Tシャツを着た背の高い男性が!
振り向いて、文庫の棚の間をこちらへ来るのを見て、
「武田さん!」と思わず声をかけそうに!! こらえたけど(笑)

一般のお客さんのようにナチュラルに、武田砂鉄さんが私の行きつけの書店にいました。
イベント直前まで控室にこもってるとか、そういう感じじゃないのね。
控室ないけど。。。そこがいいんだって、このお店。

カフェスペースを拡張気味に、ゆったり椅子を並べて。
コンクリート打ちっぱなしの壁、天井は高め。
私はうまいこといちばん後ろの席に落ち着きました。
それでも近い。30人弱の集まり。贅沢~☆

武田砂鉄さんは、長渕剛さんのコンサートスタッフとして静岡に来たことがあると。
でもそれ以外にそんなに接点はなさそうで……そりゃそうでしょと思ってたけど。
「よく静岡に来てくださいましたね」と私を含む何人かは泣きそう?!
「(新幹線で)1時間じゃないですか」と、あくまでさりげない武田さん。
その1時間がなかなか叶わないんですよ、特にコロナの時代になって。

リニアは静岡ではデリケートな問題ですか、みたいな話になって。
このイベントの企画・進行:鈴木教弘さん(今回の立役者!)が
「静岡県は横(東西)に長くて、川によってエリアが分かれていて」などの説明を。
静岡にとってリニアってメリットないですよね、
人口減るのにそんなに乗る人いるかな、
始めちゃったからプロジェクト続けるんでしょうね、みたいな。
ちょっと文言違うな。
でもとにかく、武田さんはJRにも静岡にも偏らない分析をされていてさすがです。

静岡駅でJR側の主張パネルを見たと、後日ツイートされてました。
文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」でも報告を……あっ!これもYouTubeあった!
https://youtu.be/6RCWl_2gsWY


『マチズモを削り取れ』(とても読みたい)などで、女性の立場にも理解がある武田さんですが。
「女性に寄り添っている」というよりは、
男性の側に問題があって、自分も男性だから近いところで見つけた問題を指摘している、
というようなことも話されていたな。これまた文言うろ覚えですみません。
客席からの質問がナイスで、私もお聞きしたかったことを引き出してくれました。感謝ですね。

固い話ばかりじゃなくて、「いつもサンダル履き」とか。
TシャツがBLACK SABBATH vol4なのは、かろうじて私にもわかりました。
ヘヴィメタルが好きで、「ヘヴィメタ」と略すのは好きじゃない、とは他で聞いたかな。

武田砂鉄さんを見ていると終始「フラットな」という形容が浮かんできました。
的確な表現かどうかわからないけど。
声を荒げずに鋭い指摘をする。
丁寧に話すけれど堅苦しくはない。
気持ちいいくらいたくさん読んで、たくさん書いておられる模様。
まさに「ライター」=「書く人」だなあ。

飲酒・喫煙・車の運転はしないそうです。
どうだヘルシーだろう、ってことではなく、何か解放されている感じ。
東京にいれば運転はしなくても暮らせるし、
車の手入れとかに捉われないで、その分、たくさん本を読めるとしたらいいんじゃない。


トークは2時間くらいで、その後サイン会。
ひとりひとりテーブルをはさんで向き合って座って。これまた贅沢。

私は사랑해って書いてあるTシャツを着ていったので、
「なんて書いてあるんですか?」
「サランヘです。愛してる、です。推し活用です」
「推しは誰ですか?」
「東方神起一筋です」…って、おいおい、そんな話しに来たんじゃないんですけど(汗)。

実は『紋切型社会』に『原発危機と「東大話法」』が出てくるので、
「版元の明石書店で事務をしていました」…って、何アピールだよ、私?!

「駅前の大型書店でバイトしてたんですけど、閉店してしまって」
「でもこういうお店(ひばりブックス)があっていいですね」
「そうなんです! 開店のときから通ってます!」…って、また何自慢?!

サイン会でこんなに勝手に自分の話をしたことないよ!
何か話せるだけ話さなきゃ、みたいな。
武田砂鉄さんもたくさん話す方なので。
聞けばお母様・叔母様・おばあ様はパワフルにお話しになるらしい。
それを聞いて育ったってこと?

久々のこのブログも書けるだけ書いたよ。

そうそう、イベント直後の「アシタノカレッジ」は安藤優子さんがゲスト。
新刊『自民党の女性認識』を携えてのご出演。
この本がまた明石書店からの刊行ですって!
ひばりブックスさんに注文しなくてはね!
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コメント 4

Tremont

リンクが全然貼れてないわ!……とほほ(T_T)
明日またトライします。
by Tremont (2022-08-08 01:34) 

リス太郎

「元明石書店」ってのはマイナス効果しかないのでは?(笑)
by リス太郎 (2023-01-01 22:30) 

リス太郎

あけおめ~
by リス太郎 (2023-01-01 22:31) 

Tremont

わーい! リス太郎さま、あけおめです! ことよろです!
ご訪問ありがとうございます。
先越されたわw

今年こそブログを…って、もう聞き飽きましたよね。
そんな訳で今後とも成り行きまかせです(堂々)
by Tremont (2023-01-02 12:21) 

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