彼女のラ・カンパネラ [クラシック]
『死ぬまでにしたい10のこと』という映画がヒットしていた頃、私と友人の約2名の間で流行っていたのが、「私は死ぬまでにこれをしたい」をリストアップすることである。
私が挙げた項目のひとつに、「フジコ・ヘミングに向かって”フージコちゃ~ん♪”と声をかける」というのがある。
・・・そんなことはともかく、奇蹟のピアニスト=フジコ・ヘミング女史である。
先週・今週と「題名のない音楽会21」でそのピアノを聴いてしまったので、矢も楯もたまらず、CDをレンタルしてきた。
「たまらず」といいつつ、レンタルなのが情けない。
いや、ちょうどいま、某レンタル店で半額サービス中なのだ。渡りに船。
初めてグレン・グールドを聴いたときにもかなりガツンときたけど(私なんかがピアノのおけいこに通ってすみません、という感じ)、フジコさんのピアノもすごい。
どうしてこんなに手指が、音が、柔らかく自在に動くのか。
旋律が踊りだして、華やかに広がる。
シロウトが聴いても、弾くひとによって曲が変わることがわかる。
2006-05-16 01:33
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コメント(7)
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tremontさんはピアノにも造詣が深いんですね。
「フ~ジコちゃ~ん」には声を上げて笑わせていただきました。
ピアノと言えば私はジャズが好きです。
バド・パウエル(Bud Powell , 1924-1966)の鍵盤の上をネズミが走り回るような神業には脳みその芯がしびれドーパミンがあふれ・・・ああ、ボク、もうだめ・・・状態になります。(なんやねん、それ?)
by リス太郎 (2006-05-18 07:57)
中学生の時、キーボードがほしくて、ほしくてたまらなかった。
その頃の電子楽器といったら、和音も弾けない上に超・超高価なものだった。大人になって手に入れてからは、<死ぬまでに一回でいいからコンサートをしてみたいな>と思っている。
一曲目は坂本龍一の「Dear Litz」で決まりっ!
by i-mayfair (2006-05-21 23:23)
2曲目はElton Johnの「Bennie and The Jets」にしよっ!
by i-mayfair (2006-05-23 00:37)
リス太郎さま:
いや~、ゾーケーが深いとか言っていただくほどではないのですが、
このブログは自分の好きなものを並べたてよう!という主旨であります。
いつか好みが変わるかもしれないけれど、とにかく、
いま良いなあ~と思っているものにはキャーキャー言いたいのです。
リス太郎さまこそ、ジャズがお好きなんて、かっちょいいですね!
by Tremont (2006-05-23 02:30)
mayfairさま:
ムムッ! キーボードも弾かれるのですか?!
mayfairさんの持ち歌はいろいろ聴かせていただきましたが、
じゃあ、コンサートも開いていただかないと!
ちなみにこの2曲は知りません・・・不勉強ですみません(笑)
それにしても、Elton Johnがお好きですね!
by Tremont (2006-05-23 02:39)
『Dear Litz』はクリスマスに坂本龍一がニューヨークのアポロシアターで弾いていたのがあまりにもかっこよく…『Bennie and The Jets』はベスト盤にライブヴァージョンが入っているのだけど、これが良いのだよ!とても!
by i-mayfair (2006-05-23 23:44)
こんばんは!かっちょいいリスです。
ジャズ最高!サウンド、ビジュアル、ソウル、どれをとっても最高!楽器もピアノを含めみんな大好きですが、やはりジャズの魅力はアルト・サックスだと思います。最愛のアーティストはチャーリー・パーカーです。 ( Charlie Parker , 1920-1955 ) 彼の Jam Session を聴けば脳みそドーパミン歯磨き粉ニュルニュルニュル~~~ (やめなさいって・・・)
by リス太郎 (2006-05-24 02:24)